3月3日 5時05分
西アフリカのブルキナファソの首都で、フランス大使館や軍の施設が武装グループに襲撃され、2人が死亡したほか多くのけが人が出ていて、当局はテロの疑いで捜査を始めました。
ブルキナファソの首都ワガドゥグで2日、中心部にあるフランス大使館や軍の本部などが、武装グループに襲撃されました。政府の報道官によりますと、治安部隊が武装グループのメンバーらを射殺して制圧したものの、大使館の警備員2人が死亡したほか、少なくとも50人がけがをしました。
ブルキナファソの情報相は地元メディアに対してテロの可能性が高いという見方を示し、当局はテロの疑いで捜査を開始しました。
ブルキナファソを含む西アフリカではイスラム過激派組織によるテロの脅威が高まっているとして、旧宗主国のフランスが4000人規模の軍の部隊を駐留させているほか、ブルキナファソやマリなど5か国は、テロ組織の制圧のために合同の軍を発足させています。
しかし、ブルキナファソでは去年8月、首都ワガドゥグで外国人が利用する高級レストランが武装グループに襲撃されて少なくとも18人が死亡する事件も起きていて、この地域でテロを食い止める難しさが浮き彫りになりました。