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3月3日 13時44分
東日本大震災からまもなく7年となるのを前に、福島県沖で取れた海産物の安全性やおいしさをPRするイベントが東京・築地で開かれました。


このイベントは福島県漁業協同組合連合会が去年から東京・築地で定期的に開いていて、漁業の復興状況や海産物の安全性とおいしさを伝えています。

今回はいわき市の沖合で取れたひらめの刺身、煮あなご、めひかりのから揚げの3種類の料理が用意され、訪れた人が試食していました。
東京・足立区の10歳の男の子は「から揚げがさくさく、ふわふわしていておいしい」と話していました。
愛媛県から訪れた49歳の女性は「とてもおいしかったです。これからも積極的に福島県の魚を食べたい」と話していました。

福島県漁連によりますと、福島県沖の魚介類からは平成27年4月以降、国の基準を超える放射性物質は検出されておらず、漁獲量は年々増えていますが、去年は震災前の10%余りにとどまっているということです。

福島県漁連の野崎哲会長は「7年間復興を進め、安全性を慎重に確認して、出荷する体制も整えることができた。これから徐々に震災前の福島の漁業を取り戻していきたい」と話していました。

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