コウナゴ漁の解禁 厳しい見通し

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagoya/3005700661.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

伊勢湾に春の訪れを告げるとされてきたコウナゴ漁は、資源の減少が続いていて、
ことしも4日朝行われた試験的な漁で、ほとんど魚が見つからなかったことから、
漁の解禁は3年連続で厳しい見通しとなっています。

伊勢湾はコウナゴの全国有数の産地として知られ、その漁は春の訪れを告げるとされてきました。
しかし、近年は資源の減少が続き、おととしから2年連続で禁漁となっていて、
4日朝は、三重県の漁業者が津市や鈴鹿市などの沖に出て、
ことしの漁が再開できるか判断するための試験的な漁が行われました。

漁は、2隻の漁船が網を引いてコウナゴを取る「ばっち網」という手法で行われましたが、
約1時間半でコウナゴは数匹ほどしか見つかりませんでした。
漁の解禁は、来週にも三重県と愛知県の漁業者が話し合って決めますが、
3年連続で解禁は厳しい見通しとなっています。

三重県ばっち網漁業協同組合の一尾康男組合長は
「きょうの漁の結果、資源保護の観点からコウナゴ漁の解禁はことしも難しいと思う。非常に残念だ」
と話していました。

03/04 19:02