>>763
年金など社会保障には、同世代間の負担にも逆進性があります。

低い所得の人ほど所得に対する負担割合が大きいが、
所得が高くなるほど負担割合が小さくなるので。

これは社会保障制度の見直しや効率化によって制度の欠陥を直し、
「困っている人を助けられる」制度へと変える必要があると思います。

特に今の年金や医療や介護の制度には、
「貧しいひとをより貧しく、豊かなひとをより豊かなにする」欠陥があるので。

*税金と社会保障の保険料を合わせたものが「国民負担率」であるが、
これまで長年、日本の国民は増税を嫌がって来た。
(それで国会の議決が必要とする増税をこれまでなかなか出来なかった経緯がある。
増税を主張するのを与野党とも忌避して来たから。
増税を主張したら、国民から選挙で落とされるので。)

・増税する代わりに、政府の判断で値上げ出来る社会保障の保険料がこれまで上げられて来た。
→それで、日本の国民負担率のうち、保険料の比率が他の先進国と比べて高くなっている。

・その結果、日本の年金や医療や介護には「逆進性」があるので、
国民負担率のうち、税金に比べて社会保障の保険料の割合が大きい日本の状況は、
貧困層や低所得層にとって余計に負担が重く、ツライことになっていると思われる。

*国民の負担が大きくなって来ているのは、
一般政府(国や地方自治体や社会保障基金)の債務が大きくなって来ているからでしょう。

そして、これから債務は増えていく予測が出ているので、
日本の国民の負担は増えていくでしょう。

・しかし、このスレの話題の
所得税(や住民税)はこれ以上なかなか上げられないようです。
(所得税+住民税=55%は世界で高いほうなので。)

法人税もグローバル化などで減税が世界的な流れ。

そうすると、今後増税出来そうなのは、消費税ぐらい。

*だから、これから消費税を増税して行くことになるでしょう。