https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180312-00000027-mai-bus_all

来年春に卒業する大学生の「就職戦線」が3月から本格的に始まった。表向きは語られないが、
学生の就活には「学歴」が少なからず左右する。その実態はどうなっているのか。

3月に入り、大学のキャリアセンターには学生からこんな質問が寄せられることが多くなったという。
「企業の採用ページを見て、何月何日の何時から説明会の申し込みを受け付けますとあったので、
その時間にサイトにアクセスしたところ全部満席でした。どうなっているのでしょうか」

確かに、受付開始と同時に全部の枠がいっぱいになっているというのは不思議である。

その質問に続けて、学生から出てくる言葉は「うちの大学はフィルターではねられているのではないですか」
というものだ。大学によって、説明会への申し込みを受け付けたり、受け付けなかったり、そういう待遇の差が
ついているのではないか、という疑問である。

◇女子学生はだめでも男子学生はOK?

キャリアセンターの職員が企業の採用担当者に尋ねると「フィルターなどかけていません。今後、キャンセルが
出ることもあるので、学生さんには時々サイトにアクセスしてみてくださいとお伝えください」という答えが返ってくる。
キャリアセンターとしては、少し疑心暗鬼にはなっても、採用担当者の言葉を信じて学生に伝えるしかない。

ところが、最近、ある企業がフィルターをかけたらしいという情報がインターネット上を駆け巡った。
具体的には、ある私大の女子学生が、企業の説明会に申し込んだところ「満席」の表示が出たのに、
「早稲田大学の学生」としてエントリーしたら、「空席」の表示が出たというのだ。その他にも、女子学生はだめでも、
男子学生ならOKという事例もネット上では飛び交っている。

かつては「指定校」制度というものがあったとされる。例えば、旧帝大や早慶、上智、理科大、GMARCH
(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)までは受け付けるが、それより偏差値の低い大学からの応募は
受け付けない、というものである。これも当該企業の方は公式には認めていないので、真偽は不明だが、
実際に行われていたと話す採用担当者は多くいる。

◇「指定校」から「ターゲティング校」に

最近では、「指定校」は言葉の響きが悪いので、企業の側が「ターゲティング校」と呼ぶことがある。
「うちの会社はその大学から入社してほしいと考えていますよ」という意味での「ターゲティング」らしい。
ただ、行われていることは同じである。

学生に就職指導をする専門の職員を抱える大学も多いが、その担当者に聞くと、学生と一緒にエントリーシートを仕上げて、
提出させたところ、あっさり書類で落とされたことは何度もあるそうだ。職員は「内心、大学名で外されたのかなと
思わないこともないが、そこにこだわっていても仕方がないので、学生には『企業の側に見る目がなかったのだから、
あきらめよう』と言って、気持ちを切り替えさせるようにしている」と話す。

ある就活ジャーナリストは学生に「社会に出たら、こうした理不尽なことはいくらでもある。
それでもくじけずに頑張ることが大切」と話すのだが。


前スレ
http://asahi.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1520815220/
1が建った時刻:2018/03/12(月) 09:40:20.16