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AbemaTIMES

2018.03.11 12:00

 去年から、「#Metoo」運動などで世界中から告発が相次いでいる性犯罪。その中で、日本人女性が痴漢被害について書いた本が衝撃を呼んでいる。

 「痴漢は絶えず私の胸と背中、お尻を触り続けた。さらにその指が下着の中まで入り込んできて、私の性器に触れた」

 去年末、フランスで発売された『TCHIKAN』(佐々木くみ エマニュエル・アルノー著)。この本では、日本人著者の佐々木さんが12歳のころから6年に渡って受けた痴漢被害の実態を、文章とイラストで告白している。フランスでは50以上のメディアが取り上げ、驚きと怒りの声が上がっている。

 “KAWAII”や“OTAKU”など世界的に知られている日本語の中で、日本の恥ともいえる“CHIKAN”という言葉が世界共通語になりつつあるという。街の女性に話を聞いてみると、実際に被害にあったという声は散見される。

「(痴漢被害は)結構何回かある。満員電車で後ろの方に違和感があるなと」(18歳・女性/高校生)
「今そこで人を待っていて、サーっと触られた。今日大阪から出てきたが、東京怖いねっていう話をしてた」(22歳・女性/会社員)

 警察庁によると、平成28年の痴漢の検挙件数は3217件。ただ、被害を訴えられない人も多くいるとみられ、実際の件数は10倍にものぼると言われている。

「近くに友達がいたわけでもなかったので、(被害に遭っていた時)助けて欲しいとは思っていたけどなかなか自分からは言えなかった」(19歳・女性/学生)
「言えない。間違っていたらどうしようって思う。こっちが被害者かもしれないけど、(言ったことで)逆ギレされたら怖い。後つけられたらどうしようとか」(18歳・女性/学生)
「刺されたらどうしようって思ってしまう。その後のことを考えると、自分では気づいていても言わない方が身のためかなとか」(19歳・女性/学生)

 佐々木さんは、なぜ被害に遭ってから20年たった今この本を出版したのか。『けやき坂アベニュー』(AbemaTV)の取材に対し、「虚弱だった中学1年生の私に、電車の中で下着の中に手を入れて触ってくるのは日常茶飯事でした。このような強制わいせつ罪が日常化している事実は異常です。その原因の1つに女性や子ども、弱者の人権軽視や、好き勝手にいじっていいオモチャのようにみなしている男尊女卑が根強い社会だから、痴漢にこれだけ甘いのです」と訴えている。

 痴漢は単なる性欲の発散だと考える人は多いが、根底には別の問題がある痴漢。その実態について『けやき坂アベニュー』は2人の専門家に話を聞いた。

■「病気の一種。成功体験によってやめられなくなる」

 「性の病気の中に『性嗜好障害』というカテゴリーがある。(さらに言うと)痴漢は日本人特有の国民病だということも表している」

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