衰退し続ける大阪を見て目の敵のように東京一極集中ガーとか
官僚ガーとか言ってたけど
裏を返せば大阪に政治力が無かったのだと今更ながら気付いた。
この二十年から四十年、大阪自民党を中心とした
大阪の歴代の政治家達がだらしなかった。
その証拠は今の東京と大阪の差を見れば一目瞭然。

大阪の政治家達は国から権限を取るくらいの意気込みも無かったし、
都市戦略どころか、大阪府だの大阪市だのと
大阪府議会も大阪市議会も己の保身を第一に大阪同士で
内輪の政争に明け暮れてきた。

それを好機に東京は着実に都市を発展させてきた。
繰り返すけど、今の東京と大阪の求心力の差を見れば分かる。

維新の会が誕生し、内輪の政争に終止符を打つための政策を出しているが、
それをことごとく反対してるのは大阪自民党と共産党。

反対派は反対のための屁理屈を言うが、
要は自分たちの選挙区や身分を守る事が第一で、
大阪を強くする姿勢も展望も都市戦略も全く無いんだな。
あるのは己達の保身のみで、彼らから大阪をどうするかのプランがまったく聞こえてこない。

大阪の住民も大阪の衰退を闇雲に東京一極集中だけのせいにするのではなく
大阪自身に政治力が無かった所にも注目して欲しいな。

大阪には住友など財閥や大企業の経営者はいたが、
政治家、いわば霞ヶ関や国と対等に交渉できる策士がいなかった。
大阪にいた経営者たちは霞ヶ関の策士の思惑通り、
大阪を離れて東京へ移った。