>>749の続き
元々日本人が「肩書き」を信じ易い理由としては、多分・・・

かつての「肩書き」は、それを有している人物に、それに見合うだけの
器量や責任感、使命感、矜持が実際あったから、というのが一つ。

また、そもそもそうした人に「肩書き」が与えられるにあたり
周囲の人々の評価も、今よりも賢明で真剣で妥当なことが多かったから、
「肩書き」自体にも今よりも信用力があった、というのが一つ。

また、多くの人のそうしたマトモな評価によって一度「肩書き」がついた人に対しては、
元々それぞれ謙虚で「分相応」という観念のある他の人々も
素直にその「肩書き」に応じた敬意を持ち、それなりの接し方をした、ということだと思う。
「皆が認めた」というところに信頼を置いていた。

こうした日本社会のあり方、成り立ちを抜きにして
単純に「日本人は肩書き好き」などと言うのは、ちょっとどうかと思うw

一時期の日本社会は、「全てが」とは言わないが、このように
「好循環」を保っていた部分が多かったと思うな。