ヒスイの鑑定サービスを行っている新潟県糸魚川市のフォッサマグナミュージアムは4月から、鑑定する日時や石の大きさなどを限定する。2016年にヒスイが国石に選ばれたことを受けて採取する人が増え、資源が保護できなくなる恐れがあるため。

 4月以降は、長さ15センチ(手のひらサイズ)以上の石や、販売目的の石は鑑定しない。鑑定に応じる日は毎週火・木・土・日曜と祝日とし、時間も午前10時〜正午、午後1時〜4時半とする。1回に鑑定する個数も限定する。

 ミュージアムによると、ヒスイが国石に選ばれて以降、鑑定を依頼する人が年1万人を超え、学芸員の業務に支障が出てきているという。

 大沢喜昭館長は「多くの人がヒスイなどの石に関心を持ってもらうのはありがたいが、資源保護や人員面から持続可能なやり方にする必要がある」と述べ、理解を求めている。

 問い合わせはフォッサマグナミュージアム、※電話番号はソースでご確認ください

2018/03/13 16:59
新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/sp/news/local/20180313380380.html