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3月14日 5時18分
新潟県佐渡市で飼育されている国の特別天然記念物のトキが、ことし初めて産卵したことが確認されました。

産卵が確認されたのは、佐渡市の佐渡トキ保護センターの野生復帰ステーションで飼育されている、6歳のオスと15歳のメスのペアの巣です。

センターによりますと、このペアは去年も産卵していて、先月中旬から繁殖行動が見られ始め、今月4日に交尾が確認されたということです。

そして、13日、職員がモニターでこのペアの巣の様子を観察していたところ、卵1個が産卵されているのを確認したということです。

ことしは、佐渡を含め、全国7か所の飼育地の合わせて29組のペアで繁殖が行われていて、佐渡トキ保護センターは、今後も注意深く経過を見守っていきたいとしています。

佐渡トキ保護センターの長谷川修治所長は「厳しい冬も終わり、ことしも繁殖シーズンを迎えることができてうれしく思う。無事にひながかえって、佐渡の大空を羽ばたいてもらいたい」と話しています。