https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180312-00000064-mai-sctch

◇ゲノム情報で復元は初

国立科学博物館(林良博館長)は12日、縄文時代の遺跡から出土した人の歯から
ゲノム情報を解析して復元した女性の顔を公開した。ゲノム情報を利用した縄文人の
顔の復元は初めてで、これまではっきりしなかった肌の色などを正確に表現している。

復元されたのは1989年に北海道・礼文島の船泊(ふなどまり)遺跡から出土した、
約3800年前の40代と推定される縄文人の女性。同館や国立遺伝学研究所などの
チームが臼歯約0.2グラムから抽出したDNAを分析し、全ゲノムを解析した。

肌や瞳の色など顔の特徴は、ゲノムに含まれる遺伝子9個から得られた。
その結果、肌の色は濃く、シミができやすい▽毛髪は細くちぢれている
▽瞳の色は明るい茶色−−であることが判明。その情報を従来の骨の形などを利用した
復元方法に加え、より正確に女性の顔を復元した。ほかにも全ゲノムからは、
この縄文人女性は血液型がA型であることや、アルコール分解酵素を持っている
ことも分かったという。

チームを主導した同館の篠田謙一副館長は「ほんの数グラムというわずかな骨からでも、
DNAさえあれば古代人の顔の復元が可能となった。標本を見て、現在のゲノム研究の
レベルを実感してほしい」と話している。復元された顔は、13日から始まる同館特別展
「人体−神秘への挑戦−」で公開される。


ゲノム情報を使って復元された縄文人女性の顔(右)とその基となった頭骨
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20180312-00000064-mai-000-view.jpg


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1が建った時刻:2018/03/12(月) 18:33:11.58