弥生時代の開始が紀元前1000年頃、日本列島内における金属器の本格的な使用から見ても紀元前800年頃と
されつつある現在、以前の紀元前300年モデルのように大量移民を想定する必要ないことが計算でわかっている。
少数の移住者が北部九州で在来と混血することで1000年後には混血集団の一部として大きな規模になっている。

北部九州の縄文〜弥生移行期に関する人類学的考察(2)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/asj/116/2/116_2_131/_pdf
>AMS炭素14年代測定によって弥生開始期の年代を500年程度遡らせるべきだという見解が発表され,これまでの弥生時代
>の年代観に大きな修正が加わる可能性が浮上した。そこで,従来は200〜300年に想定した弥生時代早期から前期末まで
>の年代幅を最大800年まで拡張して,改めてこの間の縄文系と渡来系の人々の人口変化について数理解析を行った。その
>結果,年代幅が長くなるにつれ,渡来系の人々にとってより緩やかな人口増加率でも弥生時代前期末までに縄文系の人々
>を圧倒するような人口比の逆転が可能であることが示された。