2018.3.14 14:20
「レベル2津波」完全ブロックへ 浜松の防潮堤かさ上げ 市と静岡県決定
http://www.sankei.com/affairs/news/180314/afr1803140043-n1.html

 静岡県が「浜松市創業の住宅メーカー」「一条工務店」からの「寄付300億円」などを活用して同市沿岸部で整備している防潮堤について、
県と同市は整備区間17・5キロのうち7・3キロの堤防高を当初計画の13メートルから最大18メートルにかさ上げすることを決めた。
「同防潮堤は1千〜数千年に1度とされる最大規模のレベル2津波に対応する防潮堤」として整備が始まったが、地元自治会などからかさ上げの要望が出されていた。
 本県では、「発生頻度が100〜150年に1度のレベル1津波に対応した防潮堤の整備を県が」担い、「レベル1を超える津波への対応は各市町で行うのが原則」となっている。
かさ上げ分を含めた防潮堤整備の総事業費は約337億4千万円に上る見通しで、一条工務店の寄付金(300億円)と同市に寄せられたその他からの寄付金(約13億6千万円)で不足する部分は大部分を同市が負担する。
 県と同市は平成32年3月末の完成時期は変更しない方針で、同市では現時点で方針を決めないとかさ上げ工事が間に合わなくなるとしてこの時点での予算措置に踏み切った。