音更町の仁木茂樹さん（69）の飼い犬「華鈴」（トイプードル1歳、雌）が散歩中に急病人を発見し、人命救助に貢献した。
2月下旬の正午ごろ。散歩をしていたところ、突如ほえだした。リードを長く持っていた仁木さんがついて行ってみると、車の陰に倒れている男性の姿が。男性の意識はもうろうとしており、すぐに救急搬送された。病院では脳内出血と診断され、緊急手術を受けて一命を取り留めた。
仁木さんによると、華鈴は普段はめったにほえないそう。「人懐こくて誰にでも寄っていくので、倒れている人を見掛けて驚いたのでは」と仁木さんの妻。
後日、男性の親族から感謝された夫妻は、お手柄の華鈴を「よくやったね」と抱きしめてあげたそう。町内で散歩している華鈴を見掛けたら、ぜひ褒めてあげて−。（奥野秀康）
3/14(水) 14:22
十勝毎日新聞 電子版
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