官邸にも5日報告=改竄前文書の存在―時事通信

財務省の決裁文書が改竄された問題で、国交省が今月5日、首相官邸に改竄の文書の存在を伝えていたことが14日、分かった。
安倍首相は、同日の参院予算委員会の集中審議で、改竄の報告を「11日に受けた」と述べた。麻生財務相も11日に報告を受けたと説明している。
国交省は2日、財務省の決裁文書の書き換え疑惑を報じられたことを受け、航空局で保管していた改竄前の森友学園への国有地貸与に関する「貸付決議書」と財務省が国会議員に開示していた貸付決議書を比較し、内容に違いがあることを把握。5日に財務省理財局に伝え、写しを提供した。
また、国交省幹部は5日、首相官邸にも財務省が開示していた決裁文書と異なる内容の文書があると伝達。「財務省の調査に協力するように」と指示を受けたという。