https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180404/K10011390621_1804041600_1804041602_01_02.jpg

高知市の水族館が去年の夏にメスとして譲り受け育ててきたカピバラが、最近になってオスであることがわかりました。水族館は「“箱入り娘”として育ててきたので驚いたが、変わらず愛情を注いでいきたい」と話しています。

高知市の桂浜水族館は去年8月に徳島市の動物園からカピバラの赤ちゃん2匹を譲り受け、カピィとバァラという名前を付けて育てています。

水族館では2匹ともメスだと聞いていましたが、生後10か月になり、バァラの鼻の周りが黒くなって盛り上がってきたことに飼育員が気づきました。

カピバラのオスの鼻には「モリージョ」という突起物があるのが特徴で、獣医師に診せたところ、バァラはオスだと確認されたということです。

水族館では来館者への説明に追われていて、4日は2匹の展示施設の前で飼育員が「重大発表があります」と呼びかけ、急きょ作った性別の見分け方を紹介するイラストを見せながら、バァラがオスだったことを説明していました。

小学生の男の子は「人間は性別がすぐわかりますが、カピバラは見ただけではわかりづらいのでオスだと知って驚きました」と話していました。

飼育担当の桑田匠さんは「性格が穏やかで育てやすいのでメスを希望し、“箱入り娘”として育ててきたので驚きました。繁殖も期待できるので変わらず愛情を注いでいきたい」と話していました。

4月4日 16時02分
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180404/k10011390621000.html?utm_int=all_side_ranking-social_003