希望の多くの民進出身者は新党参加に前向きとされ、玉木雄一郎代表は4月中の新党結成を目指す。
合流に反対する松沢成文参院議員団代表ら保守系議員を切り離す分党協議を5日から始めることも確認した。
一方、長島昭久政調会長は席上、新党構想に異論を唱えた。
希望は6日にも両院議員懇談会を開いて執行部方針を報告。玉木氏は近く民進の大塚耕平代表と会談する。
両党は、新党の党名や綱領などを話し合う協議会を来週に発足させたい考えだ。
役員会で玉木氏は「希望でやりたかったことを実現するためにも大きな野党の固まりを新たにつくり出す」と述べ、民進との合流に理解を求めた。
だが、結党メンバーの1人で憲法改正に前向きな長島氏は「有権者に申し開きができない」と反対意見を表明した。
希望では、細野豪志元環境相が既に新党への不参加を表明している。
松沢氏は記者団に対し、分党に伴い、中山成彬、井上一徳両衆院議員と中山恭子、行田邦子両参院議員の4人とともに新党を旗揚げしたいと説明した。
希望は昨年9月に小池百合子東京都知事が旗揚げ。同10月の衆院選の直前、前原誠司民進党代表(当時)の主導で民進候補の多くが希望に合流した。
しかし、党勢低迷から抜け出す見通しが立たず、民進に事実上戻ることを余儀なくされた形だ。
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