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4月9日 11時36分環境
絶滅のおそれがあるタカ科の渡り鳥・サシバの保護を国際的に進めようと、繁殖地として知られる栃木県市貝町で来年6月、「国際サシバ・サミット」が初めて開催されることになりました。

サシバはカラスより一回り小さいタカ科の渡り鳥で、夏場は日本を含む東アジアで、冬場は東南アジアで過ごしますが、日本で生息に適した里山が減少していることなどから絶滅のおそれがあります。

「国際サシバ・サミット」は、サシバの保護を国際的に進めようと、繁殖地として知られる栃木県市貝町と保護団体の呼びかけで来年6月、市貝町で初めて開催されることが決まりました。

国内外の専門家のほか、越冬地のフィリピンの自治体や経由地の沖縄県宮古島市などが参加して意見が交わされる予定です。

市貝町の入野正明町長は「サシバの保護を地域づくりにも生かすきっかけとしたい」と話しています。