0001みつを ★
2018/04/10(火) 01:27:09.80ID:CAP_USER94月9日 20時36分
鹿児島県日置市の住宅で親族など3人が殺害され、さらに付近の山林で2人の遺体が見つかった事件で、7日に逮捕された38歳の男は逮捕された日の数日前に祖母と父親を殺害したと供述していることが警察への取材でわかりました。
鹿児島県日置市の祖母の自宅で、近所に住む後藤広幸さん(47)を殺害したとして7日に逮捕された岩倉知広容疑者(38)は、父親で派遣従業員の正知さん(68)と祖母の久子さん(89)を、逮捕された日の数日前に殺害したと供述していることが警察への取材で新たにわかりました。
正知さんは付近の山林で遺体で発見され、近くで見つかったもう1人の遺体は祖母の久子さんと見られています。
また、警察によりますと、岩倉容疑者は親族の岩倉孝子さん(69)と坂口訓子さん(72)の2人と後藤さんの3人についても殺害したことを供述しているということです。
この3人は、父親の正知さんらと連絡が取れなくなったため所在を確認しようと、今月6日に祖母の自宅を訪れたところを殺害されていて、警察は祖母と父親の殺害が発覚しないよう様子を見に来た3人を殺害した可能性があると見て動機を調べています。
岩倉容疑者 周辺との交流なく不審な行動も
警察などによりますと、岩倉容疑者は短期契約の工場の作業員など職を転々とし、現在は無職でした。祖母の久子さんが経営する現場近くのアパートで1人で暮らしていたということです。
岩倉容疑者は周辺の住民などともあまり言葉を交わさず、小中学校時代の同級生などとの交流もほとんどなかったということです。
小中学校で同級生だった男性は岩倉容疑者について「目立つほうでも目立たないほうでもありませんでしたが、かっとなりやすいところはあったかもしれないです。卒業してからは交流がなく、友人が『同窓会に来ないか』と誘ったら『来ない』と断られ、連絡先を聞いても携帯電話を持っていないのか、教えたくなかったのか、それっきりだったと聞きました。身近なところでこういう事件が起きて信じられず、ショックです」と話していました。
一方、アパートの前で棒を振り回すなど、不審な行動も複数の住民に目撃されていました。
アパートの近くに住む60代の女性は「アパートの前で時々、青っぽい短めの棒を振っているのを見かけました。私が見かけたのは日中で、私の息子は夜10時くらいにも棒を振っている様子を目撃したようです。見かけたときも特にあいさつをするわけでもなく、話したことはないです」と話していました。
父親の正知さんを知る人は
知人によりますと岩倉正知さんは地元のスーパーで働きながら、現場の住宅に母親の久子さんと2人で暮らしていたということです。
定期的に2人に会っていたという民生委員の女性は正知さんについて「高齢のお母さんの食事を作ったり薬をのませたり、よく面倒を見てくれていた」と話していました。
また、中学校の同級生で事件の1週間ほど前に正知さんと会ったという男性は「先月末に会ったとき、元気か?と聞いたら腰が痛いとは言っていたが、いつもと変わらず元気そうな様子だった。自分の子どもに殺されてしまうなんてかわいそうだ」などと話していました。
親族の孝子さんを知る人は
亡くなった岩倉孝子さんが通っていたパッチワーク教室の講師は「まだ信じられず、受け入れることができません。長年通っていた上級者で、大好きなバッグをいろいろと作っていました。にこやかにみんなと接していて、ほかの生徒が質問すると、優しく教えてあげていたのが印象的でした。
自分で作って愛用していたバッグの持ち手を新しく替えたり、次の作品に向けて材料を買ったりしていて、まだまだやりたいことがいっぱいあった中で、突然命を奪われ無念だったと思います」と話していました。