◆女医が告白、糖質制限で「脳梗塞」一歩手前 死亡率は1・3倍に

短期的な効果が期待できる「糖質制限ダイエット」だが、糖質制限では老化が進む――。
それを我が身で“体験”した医師がいる。
「Y?sサイエンスクリニック広尾」の日比野佐和子統括院長だ。

「糖質制限に挑んだのは30代の頃で、3年の間、糖質は総カロリーの約10%しか摂取しませんでした。
始めると次第にシワが目立つようになり、ホウレイ線もくっきり出てきた。
知り合いの美容整形の医師から、ヒアルロン酸注入のモデルを頼まれたくらいで、当時はなんて失礼な!と思いましたが、じわじわと老化が進んでいたのでしょうね」

日比野統括院長の体験談はこれで終わりではない。

「ある朝起きたら、右手と右足がマヒして動かない。力が入らないんです。
それで調べてみたら、一過性脳虚血発作で、脳梗塞になる寸前の状態でした」

これは決して珍しい症例ではなく、心筋梗塞、脳梗塞などの予防に詳しい「真島消化器クリニック」の真島康雄院長は、
「数年前、当時60代だった男性を診察した際、糖質制限ダイエットの危険性に気が付きました」
として、こう語る。

「男性は糖質制限を始めた約3年2カ月後に脳梗塞になり、右半身が麻痺していました。
で、再発を予防するために私のところに来られたのですが、調べてみると、いつ脳梗塞が再発してもおかしくないほど、動脈硬化が悪化していた。
男性に話を聞いてみると、炭水化物を摂取しない代わりに、トンカツなどの揚げ物をたくさん食べ、お酒も毎日飲んでいた。
当然、すぐに糖質制限をストップするよう、アドバイスしました」

■動脈硬化のリスク

糖質制限開始後、高血圧になったケースもある。

「ある60代の男性は2015年7月までは正常血圧でした。
しかし、8月に糖質制限を始めると、その約4カ月後には、血圧が上150〜160、下85〜95に上昇。
翌年には、入浴後に上が200を超えることも2度あり、そのうち、朝の起床後にふらついて真っ直ぐ歩けなくなってしまって病院にかけつけたところ、動脈硬化が進んでおり、一過性の脳虚血症状になっていた」(同)

この男性は糖質を減らした代わりに、魚を多く摂る食生活をしていたという。

「肉より魚の方が体に良いイメージがありますが、どちらもタンパク質と脂質には違いなく、たくさん食べると体には悪い。
植物性タンパク質にも注意が必要で、例えば、納豆は特に高脂質なので気を付けた方がいい。
オージービーフのヒレ肉に含まれる脂質は100グラムあたり約4・8グラムですが、納豆には100グラムあたり約10グラムも含まれています」(同)

糖質制限で動脈硬化のリスクが高まるメカニズムは単純。
糖質の代わりに余分に脂質を摂取することで、血管に“脂”が詰まる動脈硬化の状態が起こりやすくなるのである。

■“世界一健康”な部族、その炭水化物量は

『本当は怖い「糖質制限」』(祥伝社新書)という著書もある「愛し野内科クリニック」の岡本卓院長も、
「動脈硬化を防ぐためには、糖質制限ダイエットは避けたほうが良い」
との考えの持ち主。

そんな岡本院長が注目したのは、昨年イギリスの医学誌「ランセット」に掲載された論文である。
アマゾンの奥地に住む部族こそが、世界一健康な心臓を持っていた――といったことをレポートしたもので、
「調査の対象となったのは、アマゾンの奥地で暮らすチメイン族705人。
CTを撮影するなどして彼らの冠動脈の状態を調べたところ、4つに分けた冠動脈疾患のリスクレベルの内、リスクが最も高いグループに該当したのは1人しかいなかった」
と、岡本院長は話す。

週刊新潮 2018/4/8(日) 8:02
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180408-00540380-shincho-life

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