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 【シンガポール=吉村英輝】フィリピンのドゥテルテ大統領は9日、「博鰲アジアフォーラム」年次総会参加などのため訪中するのを前に、地元の南部ダバオで記者会見し、会談を予定している習近平国家主席について、「彼は私の問題を理解し、支援しようとしている。本当に愛している」と述べ、友好関係を強調した。現地メディアが伝えた。

 また、「ビジネスに興味はあるが、戦争に興味はない」として、会談では南シナ海での中国の軍事拠点化などに触れず、海底資源の共同開発などについて言及する可能性があるとした。

 フィリピン・ルソン島のバターン半島ではこの日、1942年に旧日本軍の捕虜となった米兵やフィリピン兵が多数死亡したことを追悼する式典が行われた。昨年参加したドゥテルテ氏は訪中を理由に欠席。米国との強固な同盟関係や日本との協力関係をたたえるメッセージが代読された。

2018.4.10 20:02
産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/180410/wor1804100029-n1.html