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4月12日 17時59分
兵庫県宝塚市で今月、行われた大相撲の春巡業で、子どもたちが土俵に上がって力士にぶつかる「ちびっこ相撲」に、去年は女の子が参加できたのに、ことしは日本相撲協会側からの申し入れで参加できなかったことがわかりました。

宝塚市によりますと、今月6日の大相撲の春巡業では、子どもたちが土俵に上がり、力士にぶつかって稽古をつけてもらう「ちびっこ相撲」が行われましたが、参加者を募集する前に相撲協会側からの申し入れで女の子の参加はできないとされたため、男の子だけを募集したということです。

去年の巡業では、小学生未満の女の子は参加できていたということです。

中川智子市長は「参加を楽しみにしていた女の子もいたと聞いていて、心が痛い。去年はよかったのにことしはだめというのは、理解に苦しむ」と話しています。

ことしの宝塚市の春巡業では、中川市長が男性の市長と同じように土俵の上であいさつしたいと相撲協会側に申し入れましたが、断られたため、土俵の下からあいさつし、「伝統は大事だが、変革する勇気も大事であり、みんなでよく考えてほしい」と訴えていました。