12日午前4時40分ごろ、熊本市中央区のホテルで、無店舗型風俗店の女性従業員(28)=同市=が、客の男に腹部を刺された。
熊本中央署と県警機動捜査隊は同日、現場から逃走していた同市の土木作業員の少年(19)を殺人未遂の疑いで逮捕した。
女性は意識があり、命に別条はない。

逮捕容疑は同時刻ごろ、同区九品寺1丁目のホテルの室内で、女性の右腹部をナイフで刺して殺そうとした疑い。

署によると、現場に残された身分証などから少年を特定。
同9時半ごろ、ホテル近くの路上を歩いていた少年を見つけた。
ホテルの室内には凶器とみられる血のついたナイフがあった。
調べに対し、少年は「刺したのは間違いない」とおおむね容疑を認めているという。署は詳しい動機などについて調べる。

女性は刺された後、ホテルの外に待機していた男性運転手に助けを求め、病院で手当てを受けた。

現場は市道(通称・産業道路)に面したホテル。
近くの40代の自営業男性は「朝、たくさんのパトカーが巡回していて物々しかった」と驚いていた。
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