https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180413/k10011401301000.html

14年前、広島県廿日市市で当時17歳の女子高校生が殺害された事件で、警察は別の暴行事件で
事情を聴いていた山口県宇部市に住む35歳の男の指紋やDNA型が現場に残されていたものと
一致したことなどから、事件に関わった疑いがあるとして殺人の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは、山口県宇部市に住む会社員、鹿嶋学容疑者(35)です。

平成16年10月、広島県廿日市市で高校2年生だった北口聡美さん(当時17)が
自宅で男に刃物で刺されて殺害され、聡美さんの祖母も大けがをしました。

警察は目撃された若い男の似顔絵を公開し、現場に残されていた指紋やDNAを
ほかの事件の容疑者と照合するなどして捜査を進めてきました。

その結果、別の暴行事件で事情を聴いていた鹿嶋容疑者の指紋とDNA型が現場に残されて
いたものと一致したことなどから、事件に関わった疑いがあるとして殺人の疑いで逮捕しました。

警察は今後、本格的に取り調べ、事件の動機や詳しいいきさつについて調べを進めることにしています。

近所の住民からは安どの声

容疑者が逮捕されたことについて、現場の近くに住む住民からは安どの声が聞かれました。

50代の女性は「ご遺族にとって14年間は長かったと思います。懸賞金をかけたりチラシを配ったりするなど
手を尽くされていたので、事件が解決するのならよかったと思います」とほっとした様子で話していました。

また、60代の男性は「小さい孫がいるので、容疑者が逮捕されたのは安心です」と話していました。