同性愛の動物たち
ジャングルの奥はレズビアンの園?

ゴリラ


同性間での性行為はヒトに近い霊長類でも確認されている。
そして今回、世界で初めて雌ゴリラによる同性愛が確認され、自然界における同性愛のメカニズム解明の一助となるのではないかと注目を集めている。果たして、雌ゴリラたちが行う同性愛とはどのような様相か。
学術論文サイト「PLOS ONE」でレズビアンのゴリラについて世界初の報告を行ったのは、西オーストラリア大学の霊長類専門家シリル・グルーター准教授だ。雌ゴリラたちによる驚くべき性行動も発見してしまったのだという。

なんと雌ゴリラの多くが、意中の雄ゴリラに性行為を拒否されると、別の雌ゴリラとの性行為に及んでいたのだ。
彼女らは、求愛の声を上げながら抱き合って性行為に及んだ。
しかも、このような同性愛行為は、ほかのゴリラに見えないように樹木の生い茂った場所で行われるという。

ちなみに、2008〜2010年にかけて22頭の雌ゴリラが観察されたが、そのうち同性愛行為を示したのは実に18頭。
さらに、確認された同性愛行為43件のうち12件(28%)において、雌ゴリラたちは時を同じくして雄ゴリラとも性行為に及んでいたとのこと。

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