介護施設を地方に作って、都市部の高齢者の受け入れを…ってのは前からあるよ
地方の方が介護にかかる費用も安いし、介護職員に払う費用も土地取得も抑えられる

ただ、高齢者本人が嫌がって余り進んでない。
「自分がよく知る人達の中、馴染んだ土地で過ごしたい」ってのは自然な感情だし、見知らぬ土地の中で頼れる人も居ない環境に放り込まれる不安で認知症が急激悪化するケースも有るしで、予算問題を考えない有識者も口出ししてくる。

行政が甘やかしてる側面も有る。本来「経済的に地方の施設じゃないと入れない貧困層に属する高齢者」の不足分の費用も国が上限決めて持ってやってるから。
例えば、本人に「地方の施設入所なら本人負担が13万、都心部なら23万、予算に合わせてお選びください」とか「生活保護者は地方の施設のみです」とか、現実を突きつければ良い訳だが、介護保険制度が甘やかしてる
それと「高齢者層は数が多い」ってのがネックで、この層は投票率も高く票田として政治干渉してくるから、支払い額相応の対応なんてしようとすれば「高齢者いじめだー!」ってマスコミとセットで大騒ぎする