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 全国の消防団にある車両の3割以上が、昨年3月の道路交通法改正後に取得した普通免許で運転できないことが、総務省消防庁の調査でわかった。

 消防団の人手不足が深刻になるなか、若手の団員がポンプ車などを運転できないと、活動に支障が出る恐れもある。このため同庁は、総重量7・5トン未満まで運転できる「準中型免許」の取得を支援する。

 普通免許で運転できる車両は昨年の改正前は5トン未満だったが、改正後は3・5トン未満に引き下げられた。

 昨年4月時点の消防庁の調べによると、全国の消防団車両は約5万1300台。うち3・5トン未満は約3万2100台、3・5トン以上5トン未満が約1万7200台、5トン以上が約2000台だった。改正後、普通免許を新規で取得した場合、運転できない消防団の車両は4%から37・5%へと大幅に増えた。

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