負債は、ミュージックスタッフが約2億3000万円、リハビリテレビが約4億7000万円で、2社の負債合計は約7億円。なお、リハビリテレビの負債は大半が保証債務。
ミュージックスタッフは昭和47年創業。テレビ制作会社出身の代表者が経験を生かして運営してきたもので、平成2年には大阪難波にライブハウス「難波ROCKETS」(当初の名称は「ロケッツ」)をオープン。同ライブハウスは、後にJ−POPシーンを代表するロックバンドのひとつとなった「L‘Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)」の活動初期のホームグラウンドとしても知名度を有し、多数のアーティストの活動の舞台となった。当社はそうした出演アーティストの活躍と相俟って業容を拡大し、9年4月期には売上高約3億3000万円をあげていた。
しかし、その後は音楽シーンの流行の変化もあって業況は悪化。「難波ROCKETS」も28年2月末に閉店を余儀なくされるなどし、28年4月期の売上高は約1億4000万円にまで減少した。その後も業況改善の目処が立たず、今回の措置となった。
リハビリテレビは18年頃にミュージックスタッフより番組制作業務を引き継ぐ形で創業。その後、大手カラオケ会社との業務提携などを経て介護施設向けのレンタル業務などを行ってきたが、ミュージックスタッフに連鎖した。
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