世界遺産へ 野生化猫の管理計画

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20180417/5050002433.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

世界自然遺産を目指す奄美大島や徳之島で、希少な生き物を襲う野生化した猫が問題となるなか、
環境省は、県や地元自治体と連携して山の中から猫を捕獲し、譲渡先が見つからなかった場合、
処分することなどを盛り込んだ計画を策定しました。

政府は、奄美大島や徳之島、それに沖縄県の一部の地域を世界自然遺産に登録するよう
ユネスコに推薦していますが、国の特別天然記念物に指定されている「アマミノクロウサギ」などの
希少な生き物が、野生化した猫に襲われるケースが相次いでいます。

こうした状況を受けて、環境省は野生化した猫の捕獲や処分など
希少な生き物を守るための計画をこのほど策定しました。
計画によりますと、捕獲は環境省がわなを仕掛けるなどして捕らえ、捕獲した猫は、
奄美市に整備された一時収容施設で飼育し、飼い主や譲渡先が見つからなかった個体は、処分するとしています。

奄美自然保護官事務所の岩本千鶴自然保護官は
「山に入る猫がこれ以上増えないように県や地元自治体と連携して
猫を適正に飼育するよう普及啓発に取り組みたい」
と話しています。

04/17 09:55