−−週刊誌から取材を受けたのは
「日曜日(15日)の午後3時くらい。2人から取材を受け、1人はテレビカメラを持っていた」
−−取材を受けた内容は事実か
「ニュアンスに違いはあるが、物理的事実関係はものすごく違っているわけではない。非がある可能性があることも知らなかったわけではない。責められる余地はある。女性問題です。内容については意思決定したときの会見で話す」
−−女性とホテルに行ったのか
「そうですね」
−−辞職も考えなければならないほどの問題か
「考えうることだと思う」
−−進退は
「非常にやりたいという気持ちはあるが、知事としてあるべき姿を考えないといけない。整理する時間を少しだけほしい」
−−進退を決める基準は
「すごく正直に言うと自分の気持ち。知事は県にとって最善の道を選ぶべき立場。県にとって何が大切かが判断基準となる」
−−違法性はあるのか
「自分の中ではそういうつもりではないが、そうであると取る余地もある」
−−インターネットの出会い系を使ったことは間違いないのか
「後ほどお話しさせていただきたい」
−−周囲に相談したときの反応は
「決して自分を正当化するわけではないが『大変なことだと思うが頑張れ』という声が多かった」
−−辞任の気持ちは固まっているのでは
「簡単には(気持ちの整理が)つかない。信じてもらえるか分からないが、仕事をちゃんとしたい思いがすごくある。就任から1年半の今までで、芽を出してきたもの、いいものができたという自負がある」
−−どのように気持ちを整理するのか
「いろんな人とお話をして、最後は一人で考える」
−−県民の信頼を損ねた
「知事はみんなから尊敬される太陽のような存在であるべき。そうではないということ自体が職責を果たせていないということ。自覚が足りなかった」
−−公務はどうするのか 「私がいても混乱する。(今日は)公邸に帰る。責任を感じている。お許しいただきたい」
−−政治家を辞めることも考えているのか
「チャンスがあるかは分からないが、私自身はパブリックな仕事がすごく好き。(政治の)技術的なものは持っている。(政治家を)好きな気持ちがなくなることはないだろう」
−−知事就任後も女性との関係を続けた理由は
「よく分からない。ばかだったと思う。(知事に当選後、女性からの)連絡で『すごいですね』と言われて、ちょっとうれしかった」
−−県民に対しては
「心底申し訳ない。本当に応援してもらった。政策も実現するだろうと思ってくださっていた。1年のうちの大切な2、3日を空費するのは申し訳ない。ほんの少し(考える時間をもらうことを)許してほしい」
−−東京電力柏崎刈羽原発については
「私が辞職したとしても(原発事故などの)検証委員会は続けてほしい。(これまで)原発問題の全体像をきちんと見極め、みんなで方向性を話すことが欠けていた。それをやることが自分の歴史的使命だと思っていた。客観的な全体像を出し、民主主義的なプロセスを経て解決を図ってほしい」
−−ツイッターは続けるのか
「しばらくはやる気力がわかないと思う。ただ、永遠にわかないわけではない。どのような立場であれ、自分の意見は出すと思う」
−−問題を明らかにしないのは、何のための会見か
「大変恐縮だが、答えられるところはきちんと答えている。私にも言葉を選ばせていただきたい」
−−バレなければいいという気持ちだったのか
「全てそれではないが、人に見つからないほうがいい。(バレても)すごく困るわけでもないと思っていた」
2018.4.17 19:24
産経ニュース
https://www.sankei.com/affairs/news/180417/afr1804170022-n1.html