http://www.sankei.com/smp/west/news/180419/wst1804190078-s1.html
2018.4.19 20:58

 死亡した実母が生きていると装い遺族年金を不正に受給したとして、京都府警西京署は19日、詐欺と有印私文書偽造・同行使容疑で、韓国籍の不動産賃貸業、孔時雄(こう・じゆう)容疑者(66)=京都市西京区=を逮捕した。「覚えていません」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は平成26年10月、18年6月に死亡した実母が生きているとする偽の年金受給者現況届を作成し、日本年金機構に提出。翌月から27年4月ごろにかけ、計4回にわたり遺族年金計61万4千円を入金させたとしている。

 府警によると、年金機構京都西事務所が27年4月に年金受給者の居住実態を調べたところ、孔容疑者の実母の死亡を確認。同署に相談した。実母の生存を偽装していた約9年間に、54回にわたり約845万円を受給していたという。