東アフリカのソマリア沖での海賊対処のため、海上自衛隊が第2航空群(八戸市)を中心に編成した派遣航空部隊の一部32人が19日、P3C哨戒機で同市の海自八戸航空基地を出発した。残りの隊員は28日、民間の定期便で成田空港から出発する。

 2空群からのソマリア沖への派遣は昨年7月以来、9度目。今回の派遣隊員は63人で、アデン湾で海賊対処に当たる。

 出国に先立ち、部隊の指揮官を務める高橋英樹2等海佐は取材に「過酷な環境だが、協力して任務を完遂したい」と意欲を語った。

 この日は、派遣される隊員の家族らが同基地に駆け付け、哨戒機に乗り込む隊員に、無事を祈りながら手を振った。隊員である父親を見送った市立根岸小6年の小笠原須海君(12)は「一生懸命頑張ってほしい。帰ってきたら一緒に遊びに行きたい」と話した。

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