日の出とともに港を出る漁師たち。狙うのは、花見にかかせない春の味覚・トゲクリガニです。野辺地町の漁師・野澤茂さんは、きょう午前5時に出港し、3キロ沖合いの陸奥湾できのう、海底に沈めた刺し網を引き上げると。

大量のトゲクリガニがかかっていました。トゲクリガニ漁はいつもの年より1週間ほど早く、今月上旬から本格的に行われています。今シーズンは豊漁が続いていて、野澤さんの水揚げ量はいつもの年のおよそ3倍。

ただ小ぶりで放流しなければならないサイズも多く、出荷量は2倍程度にとどまるうえ、濃厚なカニみそが人気のメスは数が少ないということです。

トゲクリガニは、花見シーズンになると人気は一段と高まり、それにあわせて漁も来週から来月上旬までが最盛期となる見込みです。

青森テレビ
(19日19:45)
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