希望していた手術室への配属が決まり、主に眼科と婦人科の担当になった村山さん。
先輩看護師とのやりとりの中で、当時の状況が見えてきます。
4月の報告書より:「積極性をもち、学習を進める姿に頑張りを感じました。5月も一緒に頑張りましょう」
5月の報告書より:「5ccのシリンジで準備しなければならない薬剤を、10ccのシリンジで用意したことがあった」
先輩:「間違いは誰でもします。一緒に頑張っていきましょう」
当初は、励まされながら取り組んでいた譲さん。しかし6月以降、事故やミスを起こし、指導も厳しくなっていきます。
先輩たち「患者さんを見ていない」「どうしてですか? 」
6月の報告書より:「6月12日、1cc(薬剤を)多く静注してしまい…焦りが生じた。サイズ間違い、
目印を書き忘れた…」
上司:「患者さんを見ていない。できるかどうか判断するのは、自分ではなく周りです」
上司:「できる日と、まったくおぼつかない日があるのはどうしてですか」