>過去200年以上のデータを分析すると、資本収益率(r)は平均で年に5%程度であるが、
経済成長率(g)は1%から2%の範囲で収まっていることが明らかになった[8]。
このことから、経済的不平等が増していく基本的な力は、r>g という不等式にまとめることができる。

すなわち、資産によって得られる富の方が、労働によって得られる富よりも速く蓄積されやすいため、
資産金額で見たときに上位10%、1%といった位置にいる人のほうがより裕福になりやすく、
結果として格差は拡大しやすい。また、この式から、次のように相続についても分析できる。
すなわち、蓄積された資産は、子に相続され、労働者には分配されない。

21世紀の資本 ttps://ja.wikipedia.org/wiki/21%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%81%AE%E8%B3%87%E6%9C%AC