ドイツと日本の電気料金を比べてみた。結果は・・
2016/02/13

http://kmukai.com/electricity-price/

右がドイツ全体の電力構成。

原子力発電: 16.8%
石炭火力: 45.5%
天然ガス: 6.7%
その他化石燃料: 3.1%
ドイツ再生可能エネルギー法(EEG) 補助の再生可能エネルギー: 24.6%
その他再生可能エネルギー: 3.3%

再生可能エネルギーはドイツ全体で約3割、カールスルーエでは約4割が再生可能エネルギーで賄われています。
ドイツの中でも、カールスルーエは特に再生可能エネルギーに積極的みたいです。
日本は現在でも5%とか10%くらいなので、ドイツでは導入がかなり進んでいますね。

それと注目すべきは、石炭火力発電の高さ。ドイツでは自給も輸入もしているHard coal(無煙炭)に加え、Brown coal(褐炭)の
自給率がほぼ100%なので、値段が安いこともあってガンガン石炭を燃やして発電しています。
クリーンな再生可能エネルギーを推進する一方、最も低効率でCO2排出量の多い褐炭火力発電が今でも主力発電方式となっているので、
「結局あんまり意味無いじゃん」とかも言われています。

あと、ドイツは2022年までの脱原発を決めているから原子力はもう使っていないと思っている人もいますが、
今でも発電の15%ほどは原子力発電で賄われています。

ドイツの電気代は日本の1.7倍で、年間だと一人暮らしでも2万円くらい違います。予想していた通り、ドイツの方が電気料金は高いですね。
もちろん、為替や原油価格で大きく変わると思いますが。