http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20180429/5030000540.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
長崎県島原市の海岸で28日、子どもたちが有明海の干満の差を利用した
「スクイ漁」と呼ばれる昔ながらの漁を体験しました。
「スクイ漁」は、干潮と満潮の差が大きい有明海の海岸に石を積み上げて半円形の石垣を作り、
潮が引いたあと中に取り残された魚を捕まえる漁法で、かつては盛んに行われていました。
島原市新田町の海岸では昔ながらの漁を体験する催しが開かれ、地元の子どものほか
熊本地震の被災地の熊本県阿蘇市の小学生も招かれ、およそ500人が参加しました。
子どもたちはまず海や砂浜のゴミを拾い集め、続いて石垣で囲われ海水がたまったスペースに
コノシロやボラなどおよそ500匹の魚が放流されました。
子どもたちは開始の合図とともに中に入り、網などを使ってびしょぬれになりながら魚を捕まれました。
60センチほどのコショウダイを捕まえた地元の小学1年生の男子児童は
「大きい魚が捕れてびっくりした。家族に見せたあと食べたいです」
と興奮した様子で話しました。
催しを開いた団体の楠大典会長は
「こうした体験を通して地元の伝統や自然を大切にする気持ちを持った大人になってもらいたい」
と話していました。
04/29 16:48