毎日新聞 2018年5月1日 14時17分(最終更新 5月1日 15時28分)
和歌山県南部の小さな町

 和歌山県南部の人口約4000人の小さな町・すさみ町に、いっぷう変わった水族館がある。甲殻類が専門の「町立エビとカニの水族館」。財政難による閉鎖の危機を乗り越えた自称「日本一貧乏な水族館」が、日本有数のエビカニ展示数を誇るマニアックなスポットとして日々にぎわっている。

 紅白のしま模様が美しいスザクサラサエビ、巨大な甲羅のタスマニアオオガニ……。元々、中学の体育館だったという建物の中に世界的にも珍しい約150種が並ぶ。家族連れらが楽しげに水槽を眺めている。

 始まりは1997年、町内のJR紀勢線の無人駅「見老津駅」の待合室に、町おこしを目指す町民に、地元漁…

https://mainichi.jp/articles/20180501/k00/00e/040/232000c
http://cdn.mainichi.jp/vol1/2018/05/01/20180501k0000e040236000p/8.jpg
公式
http://www.ebikani-aquarium.com
www.ebikani-aquarium.sakura.ne.jp/http://web/wp-content/uploads/cache/2017/09/DSC06842/4227638018.jpg