●イギリス人による残酷な植民地支配


●インドは昔から木綿産業が盛んだったが、産業革命が起きると、
イギリスのマンチェスターから
木綿が圧倒的に安い値段で入ってくるようになった。
インドで木綿を作って生活している何百万人という人たちが、
これにより生活できなくなった。

●普通の独立国だったら、国は農民を保護するために輸入制限をしたり、
関税をかけなければならない。
しかし、輸入を拒否したくてもできないのが植民地だ。
その上、イギリス政府は木綿を作りにくくするために、
木綿の作り手たちを何万人も集めて、その手首を切り落とした!

●インドの木綿工はそのまま仕事がなくなって、餓死してしまった。
ベンガルからインド洋まで、何百万人という白骨が並んだと伝えられている。
        《福田和也  魂の昭和史」》