●英国は米国を犯罪者の流刑地にしていたが、
その米国が勝手に独立したので、
今度はオーストラリアを犯罪者の流刑地にした。

●住んでみると気候がいい、地味もいい。
それで普通の市民も移住していった。
もっとも市民といっても多くは食い詰め者・厄介者で、
これがオーストラリアを1世紀にわたって血まみれの地獄に変えた。
600万人いたアボリジニは、今30万人が生き残る。
ナチスのホロコーストを凌ぐ大虐殺を行った結果だ。
(50万人が住むタスマニア島では、その殆どが崖から突き落とされ、
銃で撃たれて殺された)

      《高山正之 週刊新潮2005/12/29》