シェアハウス「かぼちゃの馬車」を巡るずさんな融資問題で、スルガ銀行の行員が審査書類を改ざんする業者を物件の販売会社に紹介していた疑いがあることが12日、分かった。所有者に物件購入と直接関係ない無担保ローンなどの商品を抱き合わせて販売する強引な手法も横行。利益至上主義ともいえるスルガ銀の企業統治体制に批判が強まっている。

 スルガ銀は15日に予定する2018年3月期決算の発表時に内部調査結果を公表し、多くの行員が改ざんを把握しながら融資していたことを認める見通しだ。だが物件所有者の弁護団は、スルガ銀は改ざんにより深く関与しており悪質だと主張している。

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