【ワシントン高本耕太】9日に北朝鮮を訪問し金正恩朝鮮労働党委員長と会談したポンペオ米国務長官は11日の記者会見で、金委員長に「過去に敵対した国と友好関係を築いてきた米国の歴史を語った」と明かした。非核化に向けた北朝鮮との一連の交渉で、米国側は、太平洋戦争で戦火を交えた日本との現在の同盟関係などを引き合いに、未来志向の関係構築を呼びかけている模様だ。

 ポンペオ氏は「両国間に横たわってきた困難について金委員長と語り合った」と説明、北朝鮮との対立を解消する「希望」について伝えたとも述べた。「かつての敵国との和解」の例示は、北朝鮮の軟化を促すとともに、テロ支援国家指定国との急速な関係改善を批判する、国内の一部勢力を意識したものといえそうだ。

 トランプ米大統領は昨年11月の訪日時、米軍横田基地(東京都)で在日米軍と自衛隊関係者を前に「かつて戦争した二つの国が、より良い世界を作るため肩を並べ協力している」と演説した。その後に訪問したベトナムでも「血みどろの激戦で多くの米国人とベトナム人が命を落としたが、今日、私たちは敵同士でなく友人だ」と強調。金委員長に向けたシグナルとの見方があった。


毎日新聞 2018年5月13日
https://mainichi.jp/articles/20180513/ddm/002/030/180000c

★1が立った時間 2018/05/13(日) 18:45:14.86
前スレ
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1526204714/