朝日新聞デジタル 2018年5月13日05時03分
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https://www.asahi.com/articles/ASL5C41TXL5CULFA007.html

 政府が今夏の閣議決定を目指す「第5次エネルギー基本計画」の原案がわかった。電力量に占める
原子力発電の割合を20〜22%にするなど、政府が2030年度にめざす電源構成を初めて明記し、
「確実な実現へ向けた取り組みのさらなる強化を行う」とした。核燃料サイクル政策は維持し、
原発輸出も積極的に進めるなど、原発推進という従来の姿勢を崩していない。

 原発比率を20〜22%にするには30基程度を動かす必要がある。経済産業省はいまある原発の運転を
60年間に延長すれば達成できるとの立場だ。だが、新規制基準のもと、現時点では8基しか稼働しておらず、
「非現実的」と指摘される。東京電力福島第一原発事故後、再稼働に反対する世論が多数を占めるなか、
エネルギー政策への不信を深めることにつながりかねない。

 30年度の電源構成は原発のほか、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの比率を22〜24%に
することなどを掲げる。15年に経産省がまとめたもので、その前年に決定した第4次計画には
盛り込まれていない。

 原案は原発について「依存度を…残り:1085文字/全文:1527文字

★1が立った時間 2018年5月13日05時03分
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