5/15(火) 6:07配信
北海道新聞

 札幌市は14日、冬季五輪・パラリンピックの招致目標を2026年から30年に変更することで日本オリンピック委員会(JOC)と合意できた場合、30年度末予定の新幹線札幌駅開業を29年中へと早めるよう、政府・与党に早急に求める方針を固めた。秋元克広市長は同日、竹田恒和JOC会長と会談し、目標年変更を視野に協議を続けることを確認したが、現状の新幹線建設の日程では30年大会が行われる2〜3月に間に合わないため、整備計画見直しの要望が必要と判断した。

・アルペンスキー会場との移動時間が大幅に短縮

 北海道新幹線の新函館北斗―札幌間の未開業ルートは211キロ。途中に新八雲(仮称)、長万部、倶知安、新小樽(仮称)の4駅ができる。市の五輪開催概要計画案ではアルペンスキー会場を後志管内ニセコ、倶知安両町に設ける予定で、31年3月予定の新幹線の札幌開業が30年五輪に間に合えば、メイン会場の札幌との移動時間が大幅に縮まる。札幌駅周辺の再開発で、国内外の観客らの利便性を高めることも可能だ。

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