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膵臓(すいぞう)に見つかった腫瘍の切除手術を受けた沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事(67)が15日午前、同県浦添市内の病院を退院した。同日午後に県庁で記者会見し、膵臓の腫瘍膵がんと診断されたことを明らかにした。

翁長知事は午前10時半ごろ、スーツ姿で病院玄関に姿を現した。入院前に比べ、少し痩せた様子。病院関係者らに礼を述べた後、報道陣に対し「大変、心配をおかけした。こういう形でお話しできることに、私自身もほっとしている。一日も早く公務に復帰し、私に任された責任を全うしたい」と語った。

翁長知事は4月5日に人間ドックを受けた際に再検査を指示され、一時検査入院。膵臓に2センチ程度の腫瘍が見つかったことを公表し、同月21日に手術を受けた。秋に予定されている知事選への出馬については態度を表明していない。【遠藤孝康】

毎日新聞2018年5月15日 13時43分(最終更新 5月15日 13時44分)
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