http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20180515/5090002805.html

05月15日 14時47分
すい臓の腫瘍を切除する手術を受けて15日に退院した翁長知事は午後、県庁で記者会見を開き、腫瘍は「がん」だったことを明らかにした上で、再発や転移を抑える治療を行う考えを示しました。
その上で、今年12月までの任期を全うすることに意欲を示しました。

翁長知事は先月21日、浦添市内の病院ですい臓の腫瘍を切除する手術を受けて、回復に向けたリハビリを続け、15日午前、退院しました。

入院前と比べて顔がほっそりとしてやせたように見えましたが、終始笑顔で車に乗り込みました。

翁長知事は午後、県庁で記者会見し、「腫瘍は病理検査の結果、すいがんとの診断結果を受けた。ステージ2で、再発や転移を抑える治療を行う予定だ。リンパ節への転移が1個見つかったが、切除したと聞いている」と述べました。

その上で、「任期を全うするためには、丁寧に入院した方がよかったのか、退院して徐々に仕事の中身を増やしていくのがよいのかを考え、きょうの退院になった」と述べ、今年12月までの任期を全うすることに意欲を示しました。

一方で、秋に予定される県知事選挙に立候補するかどうかについて、「体力の回復がまだではあるが、ここ数日ぐんと元気になってきたので、公務をしっかりとこなしていくのが今の私の眼目だ」と述べるにとどまり、明らかにしませんでした。

県によりますと、公務については当面1週間に1日程度登庁し、体調を見ながら、徐々に本格復帰を目指す見通しだということです。