日本産業機械工業会が16日に発表した平成29年度(29年4月〜30年3月)の産業機械受注実績は、前年度比3・3%減の4兆9283億円で、3年連続で前年度実績を下回った。自動車などを中心に自動化や省力化を目的とした設備投資需要で堅調だが、電力など国内の非製造業による受注減が足を引っ張った。内需は1・7%減の3兆3996億円、外需は6・5%減の1兆5287億円。同時に発表された29年度の環境装置受注実績は11・6%減の6620億円で2年ぶりの減少だった。

 また3月の産業機械受注実績は、前年同月比19・3%減の6638億5100万円。同月の環境装置受注実績は28・2%増の1346億1600万円だった。食品などの製造業での産業廃水処理装置の受注増が寄与した。

2018.5.16 13:37
産経ニュース
https://www.sankei.com/economy/news/180516/ecn1805160030-n1.html