東京都心の渋滞緩和策として期待される、東京外環自動車道の三郷南インターチェンジ−高谷ジャンクション間、15.5キロが6月2日に開通します。開通を間近に控えた道路が報道陣に公開されました。

 今回開通するのは、三郷南インターチェンジ(埼玉県三郷市)−東京都葛飾区−高谷ジャンクション(千葉県市川市)間です。外環道は東京都心の外側を環状に結ぶ路線で、東京都内でも関越道・大泉ジャンクション(練馬区)−東名ジャンクション(世田谷区)間で工事が進められています。

 今回の開通で、首都高速湾岸線と京葉道路が新たに外環道とつながります。高谷ジャンクションから大泉ジャンクションの所要時間は、これまで都心を通ると平均60分かかりましたが、外環道経由では42分に短縮が見込まれています。NEXCO東日本・千葉工事事務所の金子博工務課長は「東京から千葉方面のアクセスと、並行する首都高中央環状線との代替路が形成されることで、都心の高速道路の渋滞緩和にもつながる。五輪時の移動にも重要な路線になってくる」と話しています。

 外環道はこれで約6割が完成します。湾岸エリアから関東各地に都心を通ることなく向かうことができるようになるため、物流の生産性向上も期待されています。

5/15(火) 22:52
TOKYO MX
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