北の核開発と裏切りの歴史B

2000年10月、クリントンと北朝鮮のナンバー2である趙明禄(チョ・ミョンロク)国防委員会第一副委員長の極秘会談がワシントンで行われ、趙は金正日からの伝言としてクリントンを北朝鮮に招待した。
その1週間後、マデレン・オルブライト米国務長官による歴史的な訪朝が行われたのは、大統領の北朝鮮訪問を実現する事前作業の意味合いがあった。
北朝鮮を訪れたオルブライトは金とともにスタジアムに姿を見せ、98年に発射されたテポドン1号を描くマスゲームを鑑賞した。
その場に居合わせたオルブライトの上級顧問だったウェンディ・シャーマンによると、金正日はオルブライトにこう言った。
「あれはあのミサイルの最初の発射実験だった。そしてきっと最後になるだろう」
2009年8月4日、ビル・クリントン元米大統領の訪朝の意向を受け(結局訪朝はなかった)、北朝鮮は拘束していた2人のアメリカ人記者、ローラ・リンとユナ・リーを特赦した。



去年、北はアメリカ本土を無慈悲に核攻撃すると何度宣言したのか。
そして一転して平和攻勢に転じ、拘束アメリカ人を解放。

危機を煽るだけ煽る、すると米韓(特に韓国)から北風より太陽をという融和政策が出て、
それに乗って一転して平和攻勢をかけ、拘束しているものを解放したりもする、
そして体制の保障と援助を得る、在韓米軍の撤退を求める、
これが今までの北朝鮮の瀬戸際外交である。
そして今も、今までとそっくりではないだろうか。
そして今まで約束は守られなかったのである。

以上、北朝鮮の核開発と嘘と裏切りの歴史の概略です。
この歴史を知って、まだ北は何もしていないのに、あなたは北朝鮮を信じるのでしょうか?