http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20180516/6010000692.html

05月16日 17時25分
広告やコマーシャルに関係する全国の人たちが集まって、地方の情報を発信する方法を考える催しが秋田市で開かれ、魅力を伝え、活性化につなげることが大切だという意見が出されました。

この催しは、新聞広告やテレビコマーシャルの制作などに携わる会社などの全国組織、「全日本広告連盟」が毎年開き、秋田市での開催は33年ぶりとなります。

秋田県民会館には全国からおよそ1200人が集まり、地方の魅力をどのように発信し、活性化につなげるかをテーマにパネルディスカッションが行われました。
この中で、大手広告会社、電通の山本敏博社長は、制作した宮崎県小林市のPR動画を紹介しました。

市内に長年住むフランス人男性が魅力を紹介する内容で、フランス語のように聞こえることばは、実はこの地域の方言の「西諸弁」です。
この意外性が大きな反響を呼んだということで、山本社長は「地域に必ずある魅力的な文化を見つけ出し、世に伝えることが広告に求められている」と訴えました。

パネルディスカッションに参加した秋田銀行の新谷明弘頭取は、「地域の魅力を上手に発信できないのが秋田の弱点だと長年、言われてきた。秋田の多くの企業が刺激を受けて、情報発信に努めてもらいたい」と話していました。